窓のお話し⑧ 「結露」


 こんにちは!寒い日が続きますね。冬場になるとやっぱり暖かい家にすみたいなって改めて感じます。

さて今回のお話しは「結露」です。みんな大嫌い結露です。

窓の断熱を考えているお客様のお悩みの中でも常に上位にランクインしているすごいやつです。

その結露ができるメカニズムはテレビなどでよく紹介されていますので省略しますが

一言で言うと「暖かい空気の中の水分が冷やされて水滴になる」ということです。

結露と窓の関係を紹介いたします。



すこし具体的に

ある冬の日、室内の温度は20℃湿度は50%だとします。

乾燥するので加湿器などで湿度を保ってちょうど良い環境です。

この条件では空気が10℃を下回れば結露してしまいます。

さてどこが結露するのでしょう?ズバリ「窓」です。

「でも窓っていっても最新の窓も昔の窓もあるよねー」って言われそう。

はい。その通りです。

ガラスは1枚ガラス、ペアガラス、トリプルガラスと続いて、

なんと5枚ガラスの製品も登場しています。

フレームもアルミ、アルミ樹脂複合、オール樹脂、木製とあります。

高性能な窓といっても一般的な壁の断熱性には及びません。

唯一5枚ガラスの製品が壁と同等の断熱性なのです。

だから「窓」に結露します。


樹脂窓

5重ガラス


外の気温が0℃の場合、1枚ガラスだと表面温度は4℃くらいです。べちゃべちゃでしょうね。

ペアガラスで10℃前後、うっすら水滴がついているくらいでしょうか?

トリプルガラスだと13℃くらいになるようです。へっちゃらですね。

良く冷えるのはガラスよりフレームです。

樹脂のフレームは13℃くらい。大丈夫。

アルミフレームは5℃くらい。アルミ樹脂複合は8℃くらい。

結露しちゃいます。


会社の入り口 7℃ 2月


結露は見た目のだけではなくカビやダニ、窓枠や躯体の腐食など沢山の危険があります。

換気して湿度を下げれば結露は表れにくくなりますが、

寒いし乾燥するしで本末転倒です。

現実的には少しでも窓の断熱を上げる事です。

ガラスにプチプチを貼るのも意外と効果あるようですね。

そして縁があれば弊社で窓の断熱工事をさせて頂いて、

結露に悩まされない、快適な生活をしていただきたいものです。

※本文中のデータはメーカーカタログ等からの抜粋などもございます。

窓の大きさ、種類、地域などで違ってきます。


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